[ 2014年2月18日21時28分 ]複合個人ラージヒル

 渡部暁のジャンプ(撮影・井上学)<ソチ五輪:ノルディック複合>◇18日◇個人ラージヒル

 個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(25=北野建設)は、前半のジャンプで4位だった。

 濃霧のなか、134メートルを飛んで、120・8点。「ジャンプの内容はよかったと思います。難しい条件のなかでいいジャンプができたかなと思っています」と話した。後半の距離10キロでは、トップから33秒差でスタートする。「タイム差自体は難しいですけど、回りの選手の状況を見ながら、いいレースを展開できればと思います」と意気込んでいた。

 永井秀昭(30=岐阜日野自動車)は119メートルの99・3点で、27位。距離に向けては「最初から行って、どれだけ粘れるか。全力を尽くします」と話した。渡部善斗(22=早大)は119・5メートル、95・4点の36位。ジャンプを振り返り「失敗した。ふわっとしたジャンプになってしまった。後半は厳しいレースになる」と反省していた。加藤大平(29=サッポロノルディックク)は、126・5メートルを飛んだものの、着地後にバランスを崩して転倒。成田収平監督によると、左ひじを痛めて救急車で病院に運ばれた。成田監督は「後半の距離の出場は、個人的な見解として難しいと思う」と話した。