[ 2014年2月19日0時2分 ]複合個人ラージヒルで優勝し、表彰台で跳び上がって喜ぶグローバク(共同)<ソチ五輪:ノルディック複合>◇18日◇個人ラージヒル

 後半距離で渡部暁ら10人の先頭集団から抜け出したのは、五輪で初のレースに臨んだ22歳のヨルゲン・グローバク(ノルウェー)だった。W杯未勝利の伏兵がラストスパートに成功して殊勲の金メダルに輝いた。「言葉が見つからない。信じられない」と驚きを隠さなかった。

 ノルディックスキーの本家ノルウェー勢では1998年長野冬季五輪のビーク以来となる複合個人種目王者。先輩のモアンとともに、この種目でガルミッシュパルテンキルヘン五輪以来78年ぶりとなるノルウェーのワンツーフィニッシュも完成させた。身長185センチの新鋭は「喜びを実感できるまで、時間がかかりそうだ」と余韻に浸った。