ジャカルタ・アジア大会女子50メートルバタフライで池江璃花子(18=ルネサンス)が、25秒55で、19日の400メートルリレーに続き、2冠目を獲得した。

 最大8種目に出場する今大会。先週のパンパシ選手権からタフな戦いが続くが、連戦で、きっちりと勝ちきることを目標としている。本人の覚悟は強い。「50メートルバタフライは思った以上に体が動かなかった。100メートル自由形は疲れがあったが、そこまで遅くなかった。2種目とも体幹新記録と優勝を目指したい」。午前中の予選後は強い決意をにじませていた。

 休む間もなく、約20分後には100メートル自由形決勝に出場する。負けなしの3冠に突き進む。

 21日は、本命の100メートルバタフライを迎える。大会前から世界3人目となる55秒台突入を宣言している。自己ベストはパンパシの優勝タイム56秒08。「出したばかりですが、もう1度タイムを出したい」。18歳が、自分との勝負に挑んでいる。