<世界陸上>◇23日◇女子マラソン◇ベルリン・ブランデンブルク門発着(42・195キロ)

 尾崎好美(28=第一生命)が見事に2時間25分25秒で銀メダルを獲得した。序盤から先頭集団につけ40キロ過ぎには白雪(中国)との一騎打ちとなり、41キロ過ぎにスパートした白には遅れたものの2位を守った。尾崎は自身のコーチの山下佐知子さんに並ぶメダルを獲得した。「(山下コーチに)並べてよかった。(30キロ過ぎの3人の争いでは)出来ればいけると思うところまでためたいと思っていたけど、みんなけん制していたので、前に出た。(銀メダルが取れて)良かったと思う」と話した。

 加納由理(30=セカンドウインドAC)は2時間26分27秒で7位、藤永佳子(28=資生堂)は2時間29分53秒で14位、赤羽有紀子(29=ホクレン)は2時間37分43秒で31位だった。団体戦は中国が優勝、日本が銀メダルとなった。<ゴール=2時間25分15秒>

 白雪(20=中国)が41キロ過ぎのスパートから抜け出し優勝。尾崎好美(28=第一生命)が2時間25分25秒で銀メダルを獲得した。<40キロ=通過タイム2時間18分10秒>

 尾崎、白、メルギアの3人の争い。40キロを過ぎてメルギアが遅れ始めた。尾崎と白の一騎打ちの様相に。41キロを過ぎて白がスパート。尾崎は必死に追うが20メートルほど離される。<35キロ=通過タイム2時間1分4秒>

 尾崎、白(中国)、メルギア(エチオピア)の3人の争い。35キロを過ぎて尾崎が先頭に。続いて白、メルギアの順。30キロからの5キロは16分31秒のハイペース。37キロ過ぎで尾崎は給水はせずに、スポンジで体を冷やしたのみ。38キロ過ぎからメルギアが先頭で引っ張り、残る2人も続く。<30キロ=通過タイム1時間44分33秒>

 ユラマノワ(ロシア)が先頭を引っ張る。30キロを過ぎて先頭集団は4人。ユラマノワ、白(中国)、メルギア(エチオピア)に尾崎。25キロから30キロの5キロは17分2秒で一気にペースが上がった。尾崎が給水ポイントで水を取り損ねるが、追いかけてきたスタッフから受け取る。給水直後にユラマノワが脱落。先頭集団は3人になった。<25キロ=通過タイム1時間27分31秒>

 先頭集団は相変わらず20人以上。赤羽が先頭集団からやや離れる。尾崎は先頭をうかがう勢い。20キロからの5キロは17分44秒でさらにペースが落ちた。26キロを過ぎて藤永が遅れ始める。27キロ過ぎにユラマノワ(ロシア)が仕掛け、周ら中国勢が続き、尾崎がその後ろ。先頭集団は10人程度になり、加納も入っている。<20キロ=通過タイム1時間9分47秒>

 シモン(ルーマニア)らが先頭で通過。日本勢4人は相変わらず先頭集団に入っている。15~20キロの5キロは17分37秒でペースが落ちる。24キロ付近で先頭集団のツネ(エチオピア)が転倒も、すぐに起き上がって追走。<15キロ=通過タイム52分10秒>

 周、朱の中国勢が前に出る。日本勢4人は先頭集団の後方につけて、いずれもトップから2秒遅れ。10キロからの5キロは17分7秒で5~10キロの17分21秒からさらにペースが上がった。17キロ過ぎから周(中国)が先頭に立つ。先頭集団は25人前後。<10キロ=通過タイム35分3秒>

 ニラバラメ(ルワンダ)ベケレ(エチオピア)らアフリカ勢が集団を引っ張る。周、朱の中国勢がその直後につけている。5キロから10キロは17分21秒で最初の5キロからはペースが上がっている。尾崎、加納は先頭集団で、藤永、赤羽はトップから4秒遅れて通過。12キロを過ぎてオラル(ルーマニア)が先頭に立つ。シモン(ルーマニア)やエチオピア勢4人が続く。<5キロ=通過タイム17分42秒>

 ニラバラメ(ルワンダ)らが集団を引っ張る。先頭集団は40人以上で形成され、日本勢4人はその中に入っている。藤永、赤羽が集団の中では前につけている。9キロを過ぎて藤永、赤羽は先頭集団から遅れ始める。<スタート>

 71人のランナーが飛び出す。赤羽、シドニー五輪銀のシモン(ルーマニア)などが先頭に立って集団を引っ張る。1キロ通過は3分38秒程度のスローなペースで入る。1キロを過ぎると藤永が先頭に立つ。残る3人の日本勢も先頭集団に入っている。