18日に行われる全日本実業団対抗女子駅伝で、天満屋が09年世界陸上1万メートル7位の中村友梨香を軸に連覇を狙う。武冨豊監督(57)は「新コースは5区に一番力のある選手を起用したい」という。順当なら中村が5区で、勝負を決める役割を担う。前回5区区間賞の重友梨佐(24)が股関節の故障で出遅れていたが、西日本予選6区区間賞と復調。5年連続1区の泉有花(26)が故障で間に合わないが、小原怜(21)が日本選手権5000メートル4位と成長し、十二分にカバーできる。近年、つなぎの区間の区間賞は天満屋が最も多い。エースの存在と選手層の厚さ。天満屋を優勝候補筆頭に推す関係者は多い。