女子やり投げ予選で海老原有希(29=スズキ浜松AC)が、2大会ぶりの決勝を逃した。予選A組で、3投目に60メートル30をマーク。同組9位で予選B組の結果を待ったが、予選敗退となる全体の13位以下に落ちた。

 海老原は「1投目でブロック(の足)がゆがんだ」。投げる瞬間に踏み出す左足でブレーキをかけられず53メートル67の失敗スロー。続く2投でも、その失敗が頭をよぎったという。女子主将は「1投目がすべて。難しいですね」と涙を見せた。

 5月には2年ぶりに日本記録を更新する63メートル80を記録。4大会連続出場で初めて60メートルラインを越えたが、決勝には届かなかった。「少しずつ(世界の)上には近づいているんですが…。リオ五輪ではこれ以上投げられると思っている」と言った。