陸上男子100メートルで日本歴代2位の10秒01を持つ桐生祥秀(20=東洋大)が、「超」ポジティブ思考で五輪イヤーに向かう。10日、地元の滋賀・彦根市内で成人式に参加。正月は故郷で過ごし2日に分けておみくじを11回ひいたという。「いいのが出るまでひこうと思った。最後は末吉で100円玉がなくなった」。大吉は出なかったが、凶も出なかった。最近2年はけががあっただけに「あれだけひいて悪いのが出なかったということは今年は悪いことは起きない」と笑った。

 今年の漢字には「超」を選んだ。日本人初の9秒台やリオ五輪決勝進出など、目標を達成していく構えだ。この日は知人に贈られたワインレッドのネクタイを締めて、同市のゆるキャラ「ひこにゃん」とコラボ。「五輪でしっかり勝負したい。20歳で大人になったのでいろんなことが起きても自分の責任」と口にした。