男子マラソンの12年ロンドン五輪代表藤原新(34=ミキハウス)が、戦国武将真田幸村(信繁)にあやかってリオ切符をつかむ。7日、香川・丸亀国際ハーフマラソン(Pikaraスタジアム発着)に出場して1時間2分57秒の36位。28日の五輪選考会・東京マラソンを前に、目標の1時間2分台を出し「75点です。東京では自己ベスト(2時間7分48秒)に近いタイムが出そう」と手応えをつかんだ。

 現在はスピード練習が軸で故障と隣り合わせだが「リスクはどの練習でもある」。昨秋には長野合宿でNHK大河ドラマ「真田丸」の撮影に出くわした。「足軽部隊がたくさんいて。その間をバーンと全力で走り抜けた。そんな感じでマラソン練習をやっていますよ」とにやり。東京マラソンでひしめくライバルたちの間を走破して、2大会連続の五輪出場をつかみ取る構えだ。