男子200メートルで、9年ぶりに日本選手権に出場した37歳の末続慎吾(SEISA)は、サニブラウンと同じ予選2組で21秒50の8着に終わった。

 20秒03の日本記録保持者で、2003年世界選手権の銅メダリストは「若い子、速い。20代の頃は一人で走っている気がして寂しかったが、幸せだった。きょうはこの気持ちに浸りたい。(今後については)もう少したってから」と心境を明かした。

 08年北京五輪後に長期休養に入り、11年に大会に復帰。この日は1万人を超える観衆から大歓声を浴びた。07年世界選手権の舞台に立ち「走るのが好きなんだな、と終わった後に思った」としみじみと話した。