1組で世界選手権(8月、ロンドン)代表の多田修平(21=関学大)が10秒40(追い風1・0メートル)を記録し、1着で同日午後3時40分からの準決勝進出を決めた。午前中まで降り続いた雨は午後12時20分からのレース前に上がり、軽快な走りを披露。「30~40メートルで力を抜きました。記録は全然だけれど、準決勝につながると思います」と振り返った。

 多田は10日の日本学生個人選手権準決勝で、追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマーク。24日の日本選手権決勝では、桐生祥秀(東洋大)山県亮太(セイコーホールディングス)ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)の16年リオデジャネイロ五輪代表3人に勝利する10秒16の2着に入り、初の世界選手権代表に決まっている。