女子の200メートルはダフネ・スキッパーズ(オランダ)が22秒05で2連覇した。日本勢として初めて100メートル障害準決勝に臨んだ木村文子(エディオン)は13秒29の2組8着で敗退した。
男子の10種競技は前半5種目を終え、中村明彦は3925点で26位、右代啓祐(ともにスズキ浜松AC)は3685点で27位と出遅れた。ハンマー投げはパベウ・ファイデク(ポーランド)が3大会連続で制した。
女子の3000メートル障害はエマ・コバーン(米国)が大会新記録の9分2秒58で初制覇。走り幅跳びはブリトニー・リース(米国)が2大会ぶり4度目の優勝を果たし、「中立選手」として個人資格で出場しているロシアのダリア・クリシナが2位だった。
第8日
▽女子100メートル障害準決勝
(8)木村文子(エディオン) 13秒29=落選
木村文子コメント 「レース前はもっと緊張するかなと思ったけど幸せだった。スタートでどれだけついていけるかにフォーカスして走った。そこからの加速、維持して最後までというのは自分がまだできていない」
- 女子100メートル障害準決勝2組、13秒29で8着に終わった木村(撮影・河野匠)
- 女子100メートル障害準決勝2組、13秒29で8着に終わった木村(撮影・河野匠)
- 女子100メートル障害準決勝2組、13秒29で8着に終わり、大型ビジョンを見つめる木村(撮影・河野匠)
▽女子走り幅跳び
(1)ブリトニー・リース(米国) 7メートル02
(2)クリシナ(ロシア) 7メートル00
(3)バートレッタ(米国) 6メートル97
- 女子走り幅跳び決勝 7メートル02で優勝した米国のブリトニー・リース(共同)
▽男子十種競技前半
(1)ケバン・マイアー(フランス) 4478点(100メートル10秒70、走り幅跳び7メートル52、砲丸投げ15メートル72、走り高跳び2メートル08、400メートル48秒26)
(2)カツミレク(ドイツ) 4421点
(3)フライムート(ドイツ) 4361点
(26)中村明彦(スズキ浜松AC) 3925点(11秒06、7メートル28、11メートル37、1メートル96、48秒98)
(27)右代啓祐(スズキ浜松AC) 3685点(11秒53、6メートル64、13メートル43、1メートル96、51秒43)
中村明彦コメント 「うまくいってない。調子は今年一番いい状態まで持っていけていると思うが、どうしても縮こまってしまう。力を発揮しようと来たはずなのに、セーブしてしまった」
- 男子十種競技走り高跳び、1メートル96をクリアし、ガッツポーズを見せる中村(撮影・河野匠)
- 男子十種競技 中村明彦の(左から)100メートル、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400メートル(共同)
右代啓祐コメント 「記録的には少々物足りない。どこかで切り替えたいなという思いを持っていて、走り高跳びでは観客を巻き込んで応援を力に変えるような一面も見せることができた」
- 男子十種競技走り高跳び、1メートル96をクリアし、スタンドを指さす右代(撮影・河野匠)
- 男子十種競技 右代啓祐の(左から)100メートル、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400メートル(共同)
▽女子3000メートル障害
(1)エマ・コバーン(米国) 9分2秒58=大会新
(2)フレリクス(米国) 9分3秒77
(3)ジェプケモイ(ケニア) 9分4秒03
- 女子3000メートル障害決勝でワンツーフィニッシュを果たし、喜ぶ米国のエマ・コバーン(右)とコートニー・フレリクス(共同)
▽男子ハンマー投げ
(1)パベウ・ファイデク(ポーランド) 79メートル81
(2)プロンキン(ロシア) 78メートル16
(3)ノビツキ(ポーランド) 78メートル03
- 男子ハンマー投げ決勝 3連覇を果たしたポーランドのパベウ・ファイデク(共同)
▽女子200メートル
(1)ダフネ・スキッパーズ(オランダ) 22秒05
(2)タルー(コートジボワール) 22秒08
(3)ミラーウイボ(バハマ) 22秒15
- 女子200メートルで2連覇を果たし、国旗を掲げて喜ぶオランダのダフネ・スキッパーズ(共同)