男子200メートル準決勝の2組でサニブラウン・ハキーム(東京陸協)は20秒43の2着となり、日本人では2003年大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来、14年ぶりの決勝進出を果たした。
10日午後9時52分(日本時間11日午前5時52分)の決勝を18歳157日で迎えるサニブラウンは、05年大会で18歳355日だったウサイン・ボルト(ジャマイカ)を抜き、この種目史上最年少記録となる。1組で飯塚翔太(ミズノ)は20秒62(追い風参考)の5着に終わり落選。400メートルとの2冠を狙うウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)は通過した。
女子400メートルはフィリス・フランシス(米国)が49秒92で初優勝し、3位のアリソン・フェリックス(米国)が史上最多に並ぶ14個目のメダル獲得。女子砲丸投げは鞏立〓(女ヘンに交)(中国)が19メートル94で、男子400メートル障害はカルステン・ワーオルム(ノルウェー)が48秒35で初制覇した。
第6日
▽男子200メートル準決勝
▼1組
(5)飯塚翔太(ミズノ) 20秒62=追い風参考、落選
飯塚コメント 「すっきりしている。悔しさはあるけど、ちょっと光が見えた。60メートルくらいのところで意外と(周りが)来ないなと。そこから(コーナーを)抜けるところで一気に内側からいかれた」
- 男子200メートル準決勝1組、20秒62の5着で決勝進出を逃した飯塚(撮影・河野匠)
▼2組
(2)サニブラウン・ハキーム(東京陸協) 20秒43=決勝進出
サニブラウンのコメント 「ラッキーという感じ。最初の100メートルに集中していた。いい具合に(スピードに)乗れて出られたのが良かった。(決勝は)しっかり戦えるように、もう一段階上げていければ」
- 男子200メートル準決勝2組、20秒43の2着で決勝進出を決めたサニブラウン(左)。右はブレーク、中央はボルコ(撮影・河野匠)
- 男子200メートル準決勝2組、20秒43の2着で決勝進出を決めたサニブラウン(左)。右はブレーク、中央はボルコ(撮影・河野匠)
- 男子200メートル準決勝2組、20秒43の2着に入り決勝進出を決めたサニブラウン(左端)(撮影・河野匠)
- 男子200メートル準決勝2組、20秒43の2着で決勝進出を決めたサニブラウン(撮影・河野匠)
- 男子200メートル準決勝2組、2着に入ったことを確認するサニブラウン(撮影・河野匠)
- 男子200メートル準決勝2組、2着に入ったことを確認し、サムアップで笑顔を見せるサニブラウン(撮影・河野匠)
▽女子砲丸投げ
(1)鞏立姣(中国) 19メートル94
(2)マルトン(ハンガリー) 19メートル49
(3)カーター(米国) 19メートル14
▽男子400メートル障害
(1)カルステン・ワーオルム(ノルウェー) 48秒35
(2)コペリョ(トルコ) 48秒49
(3)クレメント(米国) 48秒52
▽女子400メートル
(1)フィリス・フランシス(米国) 49秒92
(2)ナセリ(バーレーン) 50秒06
(3)フェリックス(米国) 50秒08