男子200メートル予選で18歳のサニブラウン・ハキーム(東京陸協)、リオデジャネイロ五輪代表の飯塚翔太(ミズノ)はともに9日(日本時間10日未明)の準決勝に進んだ。

 1組のサニブラウンは20秒52、7組の飯塚は20秒58でいずれも2着となった。ウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)は20秒16の3組1着で順当に突破した。

 男子400メートル障害準決勝に臨んだ安部孝駿(デサント)は49秒93の2組5着で敗退し、同3段跳び予選の山本凌雅(順大)も16メートル01で落選した。

 女子3段跳びはリオ五輪2位のユリマル・ロハスがベネズエラにとって世界選手権初の金メダルを獲得。男子110メートル障害はオマール・マクレオド(ジャマイカ)、女子ハンマー投げはアニタ・ウォダルチク(ポーランド)、同1500メートルはフェイス・キピエゴン(ケニア)と、いずれもリオ五輪覇者が制した。


第4日


▽男子200メートル予選 1組

(2)サニブラウン・ハキーム(東京陸協) 20秒52=準決勝進出

サニブラウンのコメント 「前半いけてなくて、カーブを出たところで(他選手に前に)いかれて、やばいと思った。でも2番に入れたので良かった。リフレッシュして準決勝にいきたい」

男子200メートル予選1組、20秒52の2着で準決勝進出を決めたサニブラウン(撮影・河野匠)
男子200メートル予選1組、20秒52の2着で準決勝進出を決めたサニブラウン(撮影・河野匠)

 

▽男子200メートル予選 7組

(2)飯塚翔太(ミズノ) 20秒58=準決勝進出

飯塚コメント 「(失格選手が出て順位が繰り上がり)運があるのかなと思う。チャンスをもらったので無駄にしないように準備したい。(走りの)感覚はすごく良かった」

男子200メートル予選7組、20秒58の4着で予選敗退と思われた飯塚だったが…(撮影・河野匠)
男子200メートル予選7組、20秒58の4着で予選敗退と思われた飯塚だったが…(撮影・河野匠)

 

▽男子3段跳び予選

(15)山本凌雅(順大) 16メートル01=落選

山本コメント 「3本目は(ファウルだった)1、2本目よりは抑えた。記録なしというのが(意識に)出てきて、正直すごく動揺した。周りの勢いがすごく、のまれた。悔しい気持ちが自分を強くしてくれると思う」

 

▽男子400メートル障害準決勝

(5)安部孝駿(デサント) 49秒93=落選

安部コメント 「決勝に残るのは甘くない。最後のコーナーで(脚を)ハードルにぶつけて、もったいなかった。悔しい気持ちが強いが、ここまでこられたのは大きな収穫。経験にしたい」

 

▽女子ハンマー投げ決勝

(1)アニタ・ウォダルチク(ポーランド) 77メートル90

(2)王崢(中国)            75メートル98

(3)コプロン(ポーランド)       74メートル76

 

▽女子3段跳び決勝

(1)ユリマル・ロハス(ベネズエラ) 14メートル91

(2)イバルグエン(コロンビア)   14メートル89

(3)ルイパコワ(カザフスタン)   14メートル77

 

▽男子110メートル障害決勝

(1)オマール・マクレオド(ジャマイカ) 13秒04

(2)シュベンコフ(ロシア)       13秒14

(3)バイ(ハンガリー)         13秒28

 

▽女子1500メートル決勝

(1)フェイス・キピエゴン(ケニア) 4分2秒59

(2)シンプソン(米国)       4分2秒76

(3)セメンヤ(南アフリカ)     4分2秒90

 


◆サニブラウン1着突破/世界陸上第1日ダイジェスト

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◆マラソン日本勢振るわず/世界陸上第3日ダイジェスト