マラソン男子世界選手権9位の川内優輝(30=埼玉県庁)が来年4月のボストンマラソンに出場することが22日、明らかになった。

 ボストンは世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」に数えられる。強豪が集まるだけに、世界との勝負を志す川内にとっては絶好の舞台となる。前回大会は福岡国際で日本歴代5位の好タイムをマークした大迫傑(26=ナイキ・オレゴンプロジェクト)が初マラソンで瀬古利彦氏(61)以来、日本人30年ぶりの表彰台に上がったことでも話題になった。

 今月には福岡国際と防府読売とマラソン2大会に出場し、20年東京五輪の代表2枠を決定するグランドチャンピオンシップに出場権を決めた男は、年末にはボストンのマラソンコースを試走する。そして来年1月1日にはボストン近郊で実施されるフルマラソンのレースに出場し、76回目となる2時間20分切りの世界最高記録の樹立を目指す。