箱根駅伝(来年1月2、3日)に出場する21チームの区間エントリーが29日、発表された。

 神奈川大の大後監督は明言した。「うちは1区から5区は変えません。調整も順調ですから。でも7区から10区は最後まで見極めたい」。今年の全日本王者は5区までに実力者を並べて往路優勝、総合3位以内に照準を絞った。

 1区から山藤、鈴木健、越川と並ぶ布陣は前回と同じ。特に絶対エース鈴木健への信頼は厚い。1時間7分17秒で2区区間賞の1年前からさらに成長。2月の東京マラソンへの準備と並行した調整でスタミナ面で大きな上積みがあり、6分台も期待できる。2区を終えて青学大に1分先行するのがレースプランだ。

 「(選手層の厚い)青山、東海に比べてミスができない。祐希が万全でないだけに…」と大後監督。3区か4区を予定した鈴木祐が11月に右足首を捻挫し、10区に入ったものの状態は微妙。後続を引き離して往路を制し、復路でどれだけ粘れるかがカギになる。