陸上でリオデジャネイロ五輪男子1万メートル代表の設楽悠太(26=ホンダ)が1時間1分13秒で日本人トップの2位に入った。

 設楽は8キロ地点からトップグループを走り、ケニア出身のエドワード・ワウエル(27=NTN)と雪が舞う中で激しく競り合った。

 ワウエルは1時間31秒で優勝した。

 設楽はレース後のインタビューで「勝ちにこだわって、日本人トップでうれしい。(ワウエルに)勝ちたかった。目標は皆さんが楽しみにしている記録更新を目指します」と話した。

 設楽悠は東洋大時代、兄の啓太とともに箱根駅伝で主力として活躍。初マラソンだった昨年2月の東京、同9月のベルリンと2試合連続でサブテン(2時間9分台)を記録。9月16日にはハーフマラソンで従来の記録を8秒上回る1時間0分17秒の日本記録をマークした。今年1月のニューイヤー駅伝では4区区間賞の快走を見せるなど好調を維持していた。

 2月25日の東京マラソンにも出場予定。日本記録より6秒速い2時間6分10秒を目標に掲げ「このタイムを破るという気持ちを忘れずにやりたい」話していた。

 この日の大会には設楽悠のほか神野大地(24=コニカミノルタ)、菊池賢人(28=コニカミノルタ)、村山謙太(24=旭化成)、宮脇千博(26=トヨタ自動車)、茂木圭次郎(22=旭化成)、宇賀地強(30=コニカミノルタ)らハーフマラソンの日本人記録上位者が出場していた。