2月の東京マラソンで日本新記録を樹立した設楽悠太(26=ホンダ)が17日、都内で実業団オブザイヤーと17年度の日本記録表彰を受けた。

 ボストンマラソンを初優勝した川内優輝(31=埼玉県庁)について設楽は「ボストンマラソンで優勝したのはすばらしいこと。同じ埼玉県でマラソンをやっている選手としていつか同じ舞台でマラソンを走りたいな」と意欲を見せた。

 5月の仙台国際ハーフマラソンでは設楽と川内の直接対決も決まっている。ハーフマラソンの日本記録保持者でもある設楽は「日本記録保持者として優勝は譲れない。勝つことにこだわりたいと思っている」と闘志を燃やす。

 今後は5月に宮崎・延岡市で行われるゴールデンゲームズの10000メートルに出場する。「マラソン、ハーフマラソンと日本記録を更新できたので、あと1つトラックでも日本記録を更新することを今年の目標に頑張っていきたい」と意気込んだ。

 日本実業団陸上競技連合から送られる、マラソンの日本新記録樹立の褒賞金1億円は、今月末までには設楽の口座に振り込まれる見通し。設楽は「自分へのご褒美や何かに使いたい」と満面の笑みを浮かべた。