山下潤(21=筑波大)が向かい風4・0メートルの悪条件下、20秒66で初優勝を飾った。

今年の日本選手権では自己記録20秒46で、飯塚翔太(27=ミズノ)小池祐貴(23=ANA)に次ぐ3位に食い込んだ3年生は「絶対に勝たないといけないと思っていた。勝ててホッとしている」。強い向かい風の条件でのレースを「思ったより粘れた」と振り返った。

父は三段跳びの日本記録保持者・訓史さん、兄はリオデジャネイロ五輪三段跳び代表の航平(ANA)の陸上エリート一家で育った。自身も20年東京オリンピックでの活躍が期待される日本陸連の強化育成プロジェクト「ダイヤモンドアスリート」に選ばれている。

100メートルとの2冠を狙った慶大4年の永田駿斗(22)は21秒11の3位だった。