今田麻里絵(28=岩谷産業)が3位、日本人1位でフィニッシュしたが、タイムは2時間29分35秒で「2時間29分以内で日本人1~3位」という条件を満たせず、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権獲得はならなかった。


優勝はゴール手前でシタヤ・ハブテゲブレル(28=バーレーン)との一騎打ちを制したダリラ・ゴサ(20=バーレーン)で、タイムは2時間25分35秒。3位はシルビア・キベト(34=ケニア)が入った。清田真央(25=スズキ浜松AC)は2時間31分7秒で5位、日本人2位でフィニッシュした。


日本人1位の今田は、ゴールに必死の表情で走り込むも、MGC出場タイムに35秒及ばず出場権を逃す(撮影・浅見桂子)
日本人1位の今田は、ゴールに必死の表情で走り込むも、MGC出場タイムに35秒及ばず出場権を逃す(撮影・浅見桂子)
日本人2位の清田は、ゴール後、苦しい表情を見せる(撮影・浅見桂子)
日本人2位の清田は、ゴール後、苦しい表情を見せる(撮影・浅見桂子)
日本人5位の吉冨は余裕の表情でゴールする(撮影・浅見桂子)
日本人5位の吉冨は余裕の表情でゴールする(撮影・浅見桂子)
さいたま国際マラソンで優勝のテープを切るゴサ(撮影・浅見桂子)
さいたま国際マラソンで優勝のテープを切るゴサ(撮影・浅見桂子)

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※タイムは速報値


◆フィニッシュ 残り200メートルで20歳のゴサが仕掛け、28歳のハブテゲブレルとのスプリント勝負を制し2時間25分35秒で優勝。ハブテゲブレルは4秒差の2位


今田が3位、日本人1位でフィニッシュも2時間29分35秒でMCG出場権獲得はならず


◆最終成績◆

(1)ダリラ・ゴサ(20=バーレーン) 2時間25分35秒

(2)シタヤ・ハブテゲブレル(28=バーレーン) 2時間25分39秒

(3)シルビア・キベト(34=ケニア) 2時間28分38秒

(4)今田麻里絵(28=岩谷産業) 2時間29分35秒

(5)清田真央(25=スズキ浜松AC) 2時間31分7秒

(6)床呂沙紀(24=京セラ) 2時間32分11秒

(7)下門美春(28=埼玉陸協) 2時間34分21秒

(8)吉冨博子(34=メモリード) 2時間34分47秒

(9)水口侑子(33=デンソー) 2時間36分59秒

(10)古瀬麻美(30=京セラ) 2時間41分36秒

(11)岡田唯(24=大塚製薬) 2時間42分15秒


◆40・0キロ 2時間18分24秒で通過。ハブテゲブレルが仕掛けるが、ゴサは離れず追走。し烈な先頭争いが続く。3位キベトは2時間20分14秒。4位で日本人1位の今田は2時間21分27秒で、MCG出場権圏外の2時間29分台のゴール予想。5位で日本人2位の清田は2時間22分56秒で、2時間30分台のゴール予想


◆37・7キロ 5位で日本人2位の床呂を清田がとらえ、前に出る


◆35・6キロ 先頭集団からキベトが遅れ始め、28歳のハブテゲブレル、20歳のゴサのバーレーン勢のマッチレースとなる


◆35・0キロ 先頭集団のハブテゲブレル、ゴサ、キベトの3人が2時間1分52秒で通過。4位で日本人1位の今田は2時間3分9秒で2時間28分台のペース。床呂は2時間4分4秒で2時間29分台のペース。清田は2時間4分27秒


◆33・0キロ 3位で日本人1位の今田が1時間56分13秒で通過。MGC出場権獲得の2時間29分を切るペース


◆30・4キロ 4位で日本人1位の今田が、4位で日本人2位の床呂を突き放す


◆30・0キロ 先頭集団のハブテゲブレル、ゴサ、キベトの3人が1時間44分15秒で通過。ペースメーカーが外れる。4位で日本人1位の今田は1時間45分9秒。5位で日本人2位の床呂は1時間45分11秒。6位で日本人3位の清田は1時間46分


◆27・5キロ 4位集団で日本人1、2位の今田、床呂はMGC出場権獲得の2時間27分台ペースで走っている


◆25・0キロ 先頭集団のハブテゲブレル、ゴサ、キベトの3人が1時間26分46秒で通過。4位集団の今田、床呂はベストタイム更新ペースの1時間27分。日本人3位の清田は1時間27分48秒、同4位の下門は1時間28分42秒


◆23・3キロ 先頭集団と今田、床呂の差は3秒。日本人3位の清田は50秒差


◆22・8キロ 先頭集団から今田、床呂がやや遅れる


◆20・0キロ 1時間9分22秒で通過。サドが体調不良で突然ストップし離脱。先頭集団は床呂、今田、ハブテゲブレル、ゴサ、キベトの5人。日本人3位清田は1時間9分48秒、同4位吉冨は1時間10分16秒、同5位下門は1時間10分21秒、同6位水口侑子(デンソー)は1時間12分24秒で通過


◆17・5キロ 今田、床呂ら先頭集団と日本人3位清田の差は16秒、同4位吉冨とは23秒、同5位下門とは42秒


◆16・5キロ 清田が遅れ、先頭集団は床呂、今田、ハブテゲブレル、ゴサ、キベト、サドの6人


◆15・6キロ 清田が先頭集団からやや遅れる


◆15・0キロ 51分54秒で通過。先頭集団は清田、床呂、今田、ハブテゲブレル、ゴサ、キベト、サドの7人。吉冨は5秒差、下門は15秒差


◆14・7キロ 吉冨が先頭集団から遅れ始める


◆13・0キロ 44分52秒で通過。先頭集団は清田ら8人。下門は遅れる


◆11・3キロ 清田が先頭集団に復帰


◆10・6キロ 清田が先頭集団からやや遅れ始める。下門も再び引き離される


◆10・0キロ 34分33秒で通過。先頭集団は清田、吉冨、床呂、今田、ハブテゲブレル、ゴサ、キベト、サドの8人。下門は先頭から3秒遅れまで巻き返す


◆9・0キロ 下門が先頭集団から遅れ始める


◆7・0キロ 24分2秒で通過。先頭集団9人は変わらず。清田は集団後方に位置


◆5・0キロ 先頭集団が17分13秒で通過。先頭集団は9人で日本人は清田、吉冨、下門、床呂沙紀(京セラ)、今田の5人。外国人選手はハブテゲブレル、ゴサ、キベト、サドの4人


◆3・0キロ 10分14秒で通過。先頭集団の日本人選手は清田、吉冨、下門ら5人


◆1・0キロ 先頭集団は清田ら十数人。3分23秒で通過


◆スタート地点 午前9時10分に一斉にスタート。気温7度、湿度40%、風速4メートル


スタートする清田(中央)らランナーたち(撮影・浅見桂子)
スタートする清田(中央)らランナーたち(撮影・浅見桂子)

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<海外招待選手> ※タイムは自己ベスト

2.シタヤ・ハブテゲブレル(28=バーレーン)

 ▼2時間24分51秒(18年ハンブルク優勝)

3.シルビア・キベト(34=ケニア)

 ▼2時間26分16秒(15年ハンブルク2位)

4.ダリラ・ゴサ(20=バーレーン)

 ▼2時間26分46秒(18年ローマ2位)

6.マリーナ・ダマンツェビッチ(34=ベラルーシ)

 ▼2時間27分44秒(18年欧州選手権4位)

7.ファツマ・サド(27=エチオピア)

 ▼2時間24分16秒(15年トロント3位)


<国内招待選手>

21.清田真央(25=スズキ浜松AC)

 ▼2時間23分47秒(17年名古屋3位)

23.吉冨博子(34=メモリード)

 ▼2時間30分16秒(18年東京6位)

25.古瀬麻美(30=京セラ)

 ▼2時間30分44秒(17年大阪9位)

26.今田麻里絵(28=岩谷産業)

 ▼2時間32分00秒(18年東京9位)

27.岡田唯(24=大塚製薬)

 ▼2時間32分10秒(15年北海道優勝)

28.下門美春(28=埼玉陸協)

 ▼2時間27分54秒(17年名古屋6位)