今年行われた第95回箱根駅伝で5連覇を逃した青学大陸上部が17日、都内で3大駅伝報告会を行った。昨年10月の出雲駅伝、同年11月の全日本大学駅伝で優勝。史上初の2度目の3冠に挑戦したが、優勝候補筆頭だった箱根駅伝では、まさかの総合2位だった。

同部の原晋監督は「本来ならば3大駅伝(制覇)を今年叶わさせていただいて、ひっそりと監督業を去っていこうかなと思った瞬間もありました」と話して会場をざわつかせた。しかしすぐに「まだまだ続けなさいよというような、準優勝というのはそういうメッセージなのかなと思っています。これからも愛される青山学院を作っていきたい」と王者奪還へ意気込んだ。

箱根駅伝5連覇に向けて「ゴーゴー大作戦」と打ち出していた青学大。惜しくも連覇を逃したが、労をねぎらおうと歌手の郷ひろみが特別ゲストとして参加した。「新御三家」として臨んだ1977年のレコード大賞で、自分だけが名前を呼ばれなかった悔しさをバネにした話を披露。「人生というのは多くのことを学んでいって、自分自身がどう受け取るかで変わっていくんじゃないかなと思う。この経験を生かしてこれからも是非、頑張っていってもらいたいと思います」と青学大へエールを送った。