陸上の実業団女子のノーリツは11日、新監督に元スズキ浜松ACでコーチを務めていた里内正幸氏(42)が就任したと発表した。同日付となる。

里内氏はスズキ浜松AC時代、現在はワコールに所属し、日本歴代4位となる自己ベスト2時間21分36秒を持つ安藤友香(25)、自己記録2時間23分47秒の清田真央(25)の2人を17年世界選手権(ロンドン)の女子マラソン代表に育てた経歴を持つ。その後は指導の現場から離れていたが、女子長距離の育成手腕は高い評価を受けていた。

ノーリツは現在、過去3度の世界選手権出場の経験がある小崎まり(43)、20年東京オリンピック(五輪)の代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ」の出場権を持つ中野円花(27)らが所属する。前監督の森岡芳彦氏は1月末で退任していた。