世界選手権女子20キロ競歩6位の岡田久美子(28=ビックカメラ)が1時間29分55秒(速報値)で6連覇を達成し、東京オリンピック(五輪)の代表に内定した。雨が降る中のレース。前日の有力選手会見では「優勝して代表を内定させることを第一に考えて歩きたい」と意気込みを示していたが、その言葉どおり自国開催のオリンピックの権利の懸かる独特の緊張感の中、見事に勝ちきった。

昨年の世界選手権後はスピード強化に重点を置き、肉体改造にも着手。その成果が実り、昨年12月には1万メートル競歩で42分51秒82の日本記録を樹立するなど、レベルアップして今大会を迎えていた。

初めてのオリンピックとなった16年リオデジャネイロ大会は25位。東京オリンピックでは自身の持つ日本記録を更新すれば、日本女子競歩界では初のメダル獲得も夢ではない。