男子長距離の遠藤日向(21=住友電工)が5000メートルで日本歴代7位となる13分18秒99出した。13分27秒81だった自己記録を9秒近く更新し、2位だった。

学法石川高(福島)では世代最強ランナーとして活躍。その進路が注目されていたが、世界と戦うために大学には進学せず、実業団に進んだ。箱根駅伝に出場する道は選ばなかった。憧れは男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(29=ナイキ)。その大迫のように、昔から海外志向が強く、18年からは米国を拠点を置き、トレーニングを積んでいた。武者修行で力を付けた。

遠藤は「この状況の中で、ホクレンディスタンスチャレンジを開催していただき、ありがとうございました。今回はベストでしたが、目指すところは、まだまだ上。それに向けて、しっかりと頑張りたい。これからも応援よろしくお願いいたします」と話した。

東京オリンピック(五輪)の参加標準記録は13分13秒50で、日本記録は大迫が持つ13分8秒40。