関東学生陸上競技連盟は9日、来年1月2、3日に開催される東京箱根間往復大学駅伝の予選会(10月17日)について、公認コースの申請をしていることを明らかにした。

新型コロナウイルスの感染予防のため、東京・自衛隊立川駐屯地の周回という特例の形で開催される今大会。記録に関しては、8月に非公認になると発表されていた。公認コースが実現すれば、ハーフマラソンの記録が残ることになる。選手にとっては今後、出場できる大会の幅が広がる可能性もあり、プラス材料となる。

また参加資格の緩和も発表された。従来は前年1月から申し込み期日前日までに、1万メートルで34分0秒以内の公認記録を持つ事が条件だった。今回は、それに加え、クリアしていない場合でも、昨年1月以降に、5000メートルで16分30秒以内の公認記録を出した選手は、出場可能となった。新型コロナ禍で、競技会は中止が相次ぎ、記録を出す機会が少なかったことを受けての措置となる。