日本陸連は15日、競技会開催の条件などを記したガイダンスを改訂したと発表した。「緊急事態宣言」の中でも、イベントの中止や自粛が求められていない場合は、「競技会の開催を検討してもよい」とする文言を付け加えた。

昨年6月に策定された日本陸連のガイダンスを順守した場合、改訂前は「緊急事態宣言」が出ていれば、競技会は開催できなかった。今回の改訂により、緊急事態宣言が解除されていなくても、条件の範囲内であれば、競技会は行えることになる。

スポーツイベントの自粛が要請されていた前回の緊急事態宣言とは異なり、今回はイベント自体の開催は認められているため、実情に合わせて修正した形。ただ、開催にあたっては、自治体と協議することが必要になる。また新たに感染の状況次第で、選手や関係者にPCR検査の要請を検討することも加えられた。

今後、日本陸連の主催大会は、今月31日に大阪国際女子マラソン(大阪・ヤンマースタジアム長居発着)が予定されている。