男子短距離の桐生祥秀(25=日本生命)は決勝を棄権した。

6秒70の1着だった予選のレースで、左膝裏に強い違和感が出た。予選では両膝裏からふくらはぎにテーピングのテープを貼り、中盤からも全力疾走を避けていた。今後、検査を受ける。

指導する土江寛裕コーチによると、2月の沖縄合宿前から違和感があった。ただ、トレーニングはできていたという。

すでに100メートルで東京五輪の参加標準記録は突破しており、焦る必要はない。ピークを日本選手権や東京五輪の夏に合わせることを最優先に試合を組んでいく。