陸上の織田記念を翌日に控えた28日、会場の広島・エディオンスタジアムで会見が行われ、陸上女子100メートル障害の木村文子(32=エディオン)は「何秒で走れるかは分からないが、スポーツを見てもらえることで、皆さんに元気になってもらえたら」と抱負を語った。

昨年1年間は大きな大会への出場を控え、充電期間に充てた。地元である広島県内の高校生とも一緒に練習するなど初心に戻った。19年世界選手権以来、約1年半ぶりの主要大会となった3月の日本室内選手権の60メートル障害では、自分の想像を超える好タイムとなる8秒12で2位。久々にスタートラインに立って「楽しんでいる自分がいた」という。そして今回は地元開催で、100メートル障害のレース。スタンドにも人が入るだけに気持ちが入っていた。