16年リオデジャネイロ五輪代表のウォルシュ・ジュリアン(24=富士通)が復帰戦で3組1着、全体2位の45秒80を記録した。

左ふくらはぎ肉離れなど故障が続いており「ケガなく走りきれるように走りました。今の段階(で状態)は7割ぐらい」と自己分析した。

練習では約3週間前から走れるようになってきたといい、今回のレースも直前まで出場可否を見極めたという。序盤は感覚を確認しながら走り「前半で積極的にいけないところを克服して、日本選手権(24日開幕、大阪・ヤンマースタジアム長居)で9割ぐらいまで戻っていればいいかなと思います」と先を見据えた。

5月に行われた世界リレー大会では、日本が男子1600メートルリレーで東京五輪の出場枠を獲得。ウォルシュは「チームメートが頑張ってくれたので、そのおかげで出場権を獲得できた。この(今の自分の)状況ではダメだと思って、練習の時からチームメートの力を糧に頑張ってきました」と振り返る。日本をけん引する存在として、再び存在感を示していく。【松本航】