陸上男子110メートル障害で日本記録13秒06を持つ泉谷駿介(21=順大)が大会新の13秒44(追い風0・1メートル)で、予選1組1着となり、明日19日の準決勝進出を決めた。

台風が近づく中、小雨のコンディション。8月下旬、腰に少し違和感があったこともあり、五輪後のハードル練習は「1回、2回ぐらい」と少なかった。まだ予選だけに「13秒6か、13秒5を出せれば」と最後は流した。調子もよくないと感じていた中で、想像を上回るタイムが出た。スタートも2回やり直しとなったが、うまく気持ちを保てた。

「1ついい経験ですね」。世界大会で決勝に生き残るには、そしてメダルを狙うには、いかに予選で力を温存するかも重要な要素。今回、大きく流した中で、「13秒44」というタイムを力を出し切らずにマークできたのは、意義ある走りだった。

まず「確実に勝つこと」が目標で「それで記録も付いてきたらいい」。もう4年生。一緒に過ごした仲間と最高の笑顔で、最後の日本インカレを締めくくる。