今年のニューイヤー駅伝を制した富士通によって保管されていた優勝旗が所在不明になっている問題を受け16日、大会を主催する日本実業団陸上競技連合が取材に応じた。

【一問一答】ニューイヤー駅伝の優勝旗紛失の富士通「会社に全責任」誤って廃棄可能性も>

担当者によると、今回の件における罰則規定がないため富士通の22年大会への出場は認められる。優勝旗は57年の第1回大会から使われているとみられる。今から制作すると3、4カ月はかかるといい、22年大会は優勝旗なしで行う。ただ偶然にも同連合の小委員会で表彰を含めた駅伝改革について議論中だったといい、これを機に、新たな表彰式の形を模索する可能性もあるという。同連合はこの日、富士通から謝罪を受け「極めて遺憾」とのコメントを発表した。