総合19位の駿河台大は、初出場ながら大手町までタスキをつないだ。

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往路は20位だったが、6区山下りで小泉謙(3年)が区間3位となる58分47秒の快走で、チームに勢いをもたらした。アンカーを任された阪本大貴主将(4年)も区間7位の1時間10分11秒と好走。青学大が大会新記録で優勝した影響もあり、日体大などの名門校が8区から9区の戸塚中継所で繰り上げスタートとなる中で、新鋭の駿河台大はタスキが途切れなかった。

法大時代に「爆走王」として箱根を沸かせた徳本一善監督(42)は「現役のときも走ったけど、楽しかった。(教え子には)本当に最高のチームだったと伝えたい」と満足そうに振り返った。一方で常連校とのレベル差も痛感。「常連校の走りを見て、プロとアマくらい違うと。小学生と大学生がやっているような力の差を感じた」。

来年は再び予選会から連続出場を目指す。徳本監督は「箱根駅伝の100年の歴史に1ページ刻んだのは、彼ら(選手)はそれを一生宝物にして生きていけると思う。それだけじゃなくて、連続出場していかないといけないという使命があると思う。この場所に帰ってこれるように1歩1歩やるだけ。次は楽しむんじゃなくて、勝負の男の顔をしてスタートラインに立ちたい」と気持ちを切り替えた。

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