女子1500メートル決勝で東京オリンピック(五輪)8位入賞の田中希実(22=豊田自動織機)が4分11秒79で3連覇し、世界選手権(7月、米オレゴン州)代表に内定した。

5月には米オレゴン州ユージーンでダイヤモンドリーグに出場し、海外の猛者と“世陸前哨戦”を繰り広げた。結果は4分7秒43の15位で上位には絡めなかったが「世界の中でもっと戦えるようになるにはどうすればいいかというのを肌で感じられた」と収穫を得て、この日のレースにつなげた。

今春、同志社大を卒業し、豊田自動織機に入社。「しっかり結果も出さないといけない責任感、緊張、プレッシャーを今は感じている」と話す。そんな社会人としての自覚もプラスに変えた。残りの800メートル、5000メートルも世界選手権代表の座を目指していく。