駒大3区の田沢廉(4年)が、区間新記録にあと4秒に迫る23分50秒(速報値)の快走で、トップでタスキを渡した。

1位でタスキを受けた主将の田沢は、エースがひしめく同区でじりじりと差を広げた。最後は苦しそうな表情を浮かべながらも、2位と20秒差をつけてタスキリレー。2区の佐藤圭汰(1年)からタスキを渡された時点で、2位との差は5秒だったが、さらに15秒の差を広げる好走を見せた。

今年1月の箱根駅伝で2区の区間賞を受賞。歴代4位となる1時間6分13秒をマークした。チーム初の大学駅伝3冠という目標へ向け、エースが弾みをつけた。

◆田沢廉(たざわ・れん)2000年(平12)11月11日生まれ、青森・八戸市出身。是川中、青森山田高を経て駒大に進学。1万メートルで21年日本選手権2位、同年12月には、日本歴代2位となる27分23秒44をマークした。今年7月の世界選手権(米オレゴン州)20位。全日本大学駅伝では1年時から3年連続で区間賞を獲得中。箱根駅伝でも1年時から毎年走り、3年時に花の2区で区間賞に輝く。180センチ、61キロ。

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