3年ぶりの予選会出場となった早大は4位で突破し、47年連続出場を決めた。

花田勝彦監督は「最後の山口のアクシデント(脱水症状)がなければ1位もあった。箱根で優勝するチームの練習から比べれば6、7割しかできていないが、それも本人たちの気持ち次第で変われる」と話した。

第1回大会から箱根駅伝に参加してきた名門は、10年度の3冠以来総合優勝から遠ざかり、前回大会では13位に沈んだ。

復活を期し、五輪2大会出場のOB、花田勝彦氏(51)が6月に就任した。4月末にはけが人が多発し、一時は練習に5人しか参加できない苦境にあった名門。全ての練習メニューを一度白紙にし、出直しを図ってきた。

この日は1万メートルの自己ベストで日本人トップを持っている井川龍人(4年)が序盤から先頭集団でレースを進めた。エースがけん引し、箱根路へと向かう。

花田監督は「本戦はシードの上、7位なのか5位なのか。そういうところも目標になる」。さらなる存在感を示すつもりだ。

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