専大の木村暁仁(3年)が1時間2分32秒で日本人トップ(全体8位)でゴールした。前半から積極的な走りで上位集団に食らいつき、14キロ過ぎに、日本人のトップを独走していた東海大の石原翔太郎(3年)を、7人の集団で抜き去ると、17キロすぎに集団から飛び出して単独トップに立ち、そのままゴールを駆け抜けた。

専大が箱根駅伝予選で日本人トップでゴールするのは、06年の座間紅祢以来16年ぶり。佐久長聖出身の木村は「力のある選手が集まっているので、石原くんが前に出てどうなるかと思ったが、うまく拾っていくレースになった。15、16キロの通過でチームの順位が12位で、15秒差で、少しでもタイムを稼がなければという思いで、予定より2キロくらい早くスパートを掛けた」とコメントした。

木村の大健闘の走りでチームは8位で予選会を突破。「(箱根駅伝)3年目でチームもさらなる飛躍をできるように」と話した。

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