今季の大学駅伝で3冠を達成した駒澤大(駒大)の「3冠達成報告会」が14日、都内の二子玉川ライズで行われ、エースとしてチームをけん引した田沢廉(4年)が24年パリオリンピック(五輪)へ意欲を燃やした。

昨夏の世界選手権1万メートル代表の田沢は「パリ五輪までは1万メートルと決めている」と今後の方針を明言。淡々とした口調ながら「参加標準記録の27分を切り、26分台でパリ五輪に出場したい」と力を込め、自己ベストの27分23秒44の大幅更新を目標に掲げた。

トヨタ自動車へ進む4月以降も駒大を拠点とし、新年度から総監督に就任する大八木弘明監督(64)のもとで競技に取り組む。パリ五輪後はマラソンに挑戦することも明かし「最終的にはマラソンでメダルを取れるところまでいきたい」と見据えた。