札幌学院大陸上競技部は5日、同大学の公式ホームページを通じ、10月14日開催の第100回箱根駅伝予選会(東京・立川市)へ挑戦することを発表した。

これまで箱根駅伝は関東地区の大学に参加資格が限定されていたが、節目となる第100回大会では全国に門戸が開かれる。すでに挑戦を表明している立命館大や皇学館大に続き、北の強豪も参戦を決めた。

鹿内万敬監督はホームページを通じ「1年以上にわたり選手・スタッフと出場の是非について議論を重ねてまいりました。今後いつ訪れるかわからないチャンスであること、もしかすると今の選手だけに与えられるチャンスとなるかもしれないことを考えたとき、どのような結果になるかはわかりませんが、純粋に今、自分たちの立ち位置(実力・差)についてレースを通して確認するという、これまでと同様の姿勢で、目の前の大会に全力で向かっていくことが相応しいとの結論に至りました」などとコメントを発表した。

江川李生主将(4年)も「予選会までに最大限の準備をし、果敢に挑戦してきたいと思います。部員全員覚悟を決め、北海道王者としての自覚と責任を持ち、応援してくれている人を感動させられるような走りをします」と熱のこもったコメントを寄せた。

今季の札幌学院大は「歴史を変える挑戦者~敢闘を越えた先の感動を~」のスローガンのもと、8月の北海道大学駅伝で6連覇を達成。6年連続30度目の全日本大学駅伝(11月)出場を決めた。昨年の全日本大学駅伝では全25チーム中19位だった。

◆箱根駅伝予選会 東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート。立川市街地を経由し国営昭和記念公園ゴールのハーフマラソン(21・0975キロ)。各校14人までのエントリー選手のうち12人以内が出場。第100回大会ではチーム上位10人の所要合計タイムの少ない順に、上位13校が来年1月の本大会の出場権を得る。