学生3大駅伝の初戦となる出雲駅伝は、1区からトップに立った駒澤大(駒大)が、そのままゴールまで独走する圧倒的な強さで大会記録となる2時間7分51秒で制した。2年連続5度目の優勝を果たし、史上初の3大駅伝2年連続3冠へ盤石のスタートを切った。
主将の鈴木芽吹(4年)は「勝ちに来たので、勝てて良かったっていうそれだけです。2年連続3冠っていう目標はあるけど、昨年のチームを越えるのがひとつテーマなので大会記録を出せたのはこれからにつながるかな」とコメント。1区から首位で独走したメンバーに「頼もしい仲間」と目を細めた。
今年4月、大八木弘明現総監督から監督を引き継いだ藤田敦史監督(46)は「ここに来るに当たっては大八木総監督にさまざまな場面で助けて頂いたのが一番大きい。選手もしっかり走ってくれたので」と周囲に感謝。自身よりも先に大八木総監督が胴上げされたことにも「ここまでチームを築き上げた功労者なので」とにこりと笑った。
監督として臨む初の出雲駅伝で「私が一番、緊張してたと思う」と照れ笑いを浮かべながらも「今後も戦国駅伝が続く。引き続き強化に当たりたい」と締めくくった。
2位は創価大、3位は城西大。4位に国学院大が入り、青学大は5位、早大は6位だった。