陸上男子10種競技の前日本記録保持者の右代啓祐(39=国士舘クラブ)が8日に自身のインスタグラムを更新。7日まで岐阜県で行われた愛知・名古屋アジア大会代表選考を兼ねた日本選手権を区切りに混成競技から離れることを報告した。
日本選手権の結果は6245点で12位。2日間の戦いを終え、「日本選手権を一区切りとして、十種競技から離れることを決めました」と書き出し、「ここまで十分すぎるほど競技と向き合い、十種競技という競技の魅力や厳しさ、楽しさを存分に味わうことができました。多くの仲間や支えてくださった方々のおかげで競技を続けることができ、本当に充実した、そして最高に楽しい十種競技人生でした」と振り返った。
北海道江別市生まれ。札幌第一高3年で8種競技を始める。国士舘大、同大学院を経て2011年スズキ浜松ACに入社し、同年に8073点で日本人初の8000点台。12年ロンドン五輪に10種競技の日本人として48年ぶりに出場し20位。14年には当時の日本記録(8308点)を樹立した。
長年、情熱を捧げてきたデカスロン人生との別れには「『引退』という言葉はあまり好きではありません。今回の決断は、すべてを終わらせるためのものでも、人生の締めくくりでもありません」と説明した。
今年4月には丸山優真(住友電工)が日本新記録(8321点)を樹立。12年ぶりに自身の記録を塗り替えられた。
混成競技の第一線を退くことを決めた右代だが、「これからも自分らしく、新たな挑戦を楽しみながら、変わらないスタイルで前へ進んでいきたいと思います」と新たな道での挑戦を誓っていた。
世界との差が開く中でも日本の10種競技を牽引(けんいん)してきたレジェンドの投稿のコメント欄には「お疲れ様。時代の流れを感じるっ。次の挑戦も楽しみだね」「一区切りお疲れ様でした がむしゃらにいつも前を見て果敢に挑んでいくお姿がとっても素敵です これからも#前向き右代ガールズ の仲間の1人として全力応援しています!」など温かいコメントであふれていた。

