<全日本実業団対抗駅伝>◇1日◇群馬県庁前発着(7区間100キロ)◇37チーム

 「元祖・山の神」こと、トヨタ自動車九州の今井正人(順大)が最長22キロの4区で区間新記録の快走を見せた。1時間2分50秒で、従来の記録を1秒更新した。

 13位でたすきを受け取ると次々と選手を抜き去り、19キロ過ぎに11人抜きで2位浮上。終盤の強い向かい風も、箱根の山登りで見せた力強い走りで克服した。トップのコニカミノルタにも1秒差に迫る素晴らしい走りだった。

 今井は「タイムは意識せず、前に見える選手に追いつくことだけを考えて走りました」と冷静に話していた。