陸上の第13回世界選手権は27日、約200カ国・地域から選手約2000人が参加し、韓国の大邱(テグ)で開幕する。夏季五輪、サッカーのワールドカップ(W杯)に次ぐ規模のスポーツのビッグイベントで、日本以外のアジアで開催されるのは初めて。男女47種目で世界一を争う。

 第1日は午前9時に日本が3大会連続メダルを目指す女子マラソンがスタートし、前回銀メダルの尾崎好美(第一生命)や赤羽有紀子(ホクレン)ら5人が出場。男子100メートルは夜に予選が始まり、前回大会で9秒58の驚異的な世界新を出したウサイン・ボルト(ジャマイカ)が登場する。

 男子ハンマー投げ予選には2003年大会以来3度目のメダルを狙う36歳のベテラン室伏広治(ミズノ)が出場。女子1万メートルは、絹川愛(ミズノ)杉原加代(デンソー)吉本ひかり(仏教大)の3人が入賞を目指す。

 前回の成績と同じ「メダル2、入賞5」を目標に掲げる日本は、男女50人の選手団で臨む。