野口みずき

アテネ五輪女子マラソン、「ナンバーワン」ポーズを作りながらゴールに飛び込む野口みずき
アテネ五輪女子マラソン、「ナンバーワン」ポーズを作りながらゴールに飛び込む野口みずき

「給水に失敗しなかったことが勝因」。当然といえば当然だ。うまくいかなければ完走すら出来ないこともある。アテネ五輪女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずきはインタビューにそう答えた。150センチ、40キロ。野口だからこその〝金言〟である。ハーフの女王に「フルは不利無理」の声が飛んだが、代表が決まるまでの成績は、2002年名古屋国際を初マラソンで優勝。03年大阪国際優勝。同年世界選手権で銀メダルと「金の道」をひた走った。起伏が激しく40度近い猛暑のアテネを制するには綿密に練ったプラン通りの走りをしなくてはならない。負けん気のストライド走法でマラソン発祥の地に日の丸を掲げた。(^o^)

<アテネ五輪・2004年8月24日掲載>