鎧塚俊彦

結婚披露宴を前に２ショットを披露した川島なお美さんと鎧塚俊彦さん

「息を引き取るまで川島なお美はやっぱり川島なお美のままでした。本当に立派でした」と、夫でパティシエの鎧塚俊彦さんがなお美さんの死から３時間後、フェイスブックにつづった。２０１５年１０月２日、葬儀・告別式が青山葬儀所で営まれた。出棺前のあいさつで「女優として貫き通してきた人生のどん帳が下りようとしています。妻を代弁し最後のお願いがございます」と、参列者に呼び掛けた。続いて出た言葉が上記の「――アンコールはありません」だった。棺が斎場を出るまで拍手は５分以上続いた。１４年７月に医師から「１年もたない」と告げられていたが、なお美さんには伝えなかった。死の１週間前まで舞台を務め、女優のまま５４年の生涯を終えた。(/_;)

＜芸能・2015年10月3日掲載＞