第1戦フランス杯2位の三浦佳生(21=明大)が、自己ベストに0・06点と迫る今季世界2位の102・90点をマークし、首位発進した。

個人の中立選手(AIN)として出場するロシア勢をおさえ、今季GP2戦目で会心のスタート。「本当にジャンプは申し分なかった。まずはショートで出遅れないために、ジャンプをしっかりそろえることに今日は集中したので、そこがまずクリアできて良かった」とうなずいた。

9番滑走で登場すると、冒頭の4回転サルコー-3回転トーループで出来栄え点(GOE)3・33点を獲得。トリプルアクセル(3回転半)、後半の4回転トーループも鮮やかに着氷した。スピン3つとステップシークエンスはいずれも最高のレベル4。全ての要素で加点を引き出し、技術点59・58点、演技構成点43・32点を積み上げた。

演技後はガッツポーズを連発した。得点を目にすると、口に手を当ててびっくり。24年NHK杯で記録した自己最高の102・96点に肉薄する高得点に、驚きを隠せなかった。

フランス杯ではSPで72・67点の9位と出遅れ、フリーで巻き返して2位に入った。今大会前日の5日には「帰ってきて一発目の練習でショートかけてノーミスして、すごく腹が立ちました」と告白。練習でできることを本番で発揮できなかった悔しさをにじませ、「しっかりここで晴らしていきたい」と雪辱を期していた。

「曲に合わせすぎず、跳び急ぎすぎず」を意識し、冷静にジャンプを跳ぶ練習を重ねた。フランス杯で1つが無得点となったスピンも修正。「ノーミスした時の自分はすごい点が出ると思ってるから、それだけを持って頑張りたい」。前日に口にした自信を、完璧な演技で裏付けた。

フリーは8日に行われる。「中1日空くので、しっかりとリカバリーして、またフリーに向けて集中し直して。『今日は今日』っていう形でやっていきたい」と引き締めていた。