どーもです。ブリヂストンゴルフのニューモデル「B」シリーズですが、今日紹介するのは「B2」ドライバーです。これは従来の「ツアーB JGR」の流れをくむモデルだと思われますが、昨日紹介した「B1」と同じタイミングで打ちと、その差が明確にわかりますね。先代はぶっ飛びモデルで、投入したコンペでドラコン2つ獲得でひんしゅくを買った思い出が…w　あの飛距離は継承されているでしょうか？　個人的にはそこが１番気になるところですが、まあ、ボク自身の経年劣化もありますからね。そんな戯れ言はともかく、早速いってみましょう。

まずは見た目から。

まずサスペンションコアですが、B1同様、新モデルを採用。B1と確実に違うのはソール後部で、もちろん可変ウエートは搭載していません。その代わりというか、B1のウエート中央～FADEポジションをごっそりそぎ落として、ドローポジションの2箇所にウエートを装着しています。これは重心角を大きくすることでつかまりを意識した結果でしょうね。

フェースはB1同様、大きすぎず、小さ過ぎず。でも形状的には、よりトップラインの丸みが強調されているようにも感じました。それでも、先代ほどのディープ感はなかったかな。

ボディはセミディープ。B1に比較するとクラウンのこんもり感がより確保されていました。ネック位置はB1よりもややフェースよりに配置されていました。

後ろ姿です。もちろんウエートはありませんが、クラウンのこんもり感の違いもわかると思います。

構えてみるとこんな感じ。ん～、やっぱり某社のモデルに近づいているような･･･。でも、B1とほぼ同じような見た目なので、こだわりのあるコルファーでも手にしやすそうですね。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「Diamana BS50」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角9.5度、ライ角59度、長さ45.25インチ、総重量298.6g、バランスD2。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量57g、トルク5.5、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。でもグリップはやや太め。太め好きなボクがいい感じだったので、やや太めではあると思います。シャフトを手でしならせてみると、Sフレックスですがやや柔らかめかな。しなりポイントは真ん中よりもやや先辺りのイメージ。ワッグルしてみると、真ん中よりもやや先辺りから結構ヘッドが動く感じでした。素振りしてみても結構ヘッドが走るイメージかな。

実際に打ってみると、まずB1との球質の違いにぶっちゃけ驚きましたが、冷静に考えみると「ツアーB JGR」の後継モデルということで納得！　強弾道で弾丸ライナー系のB1に対して、B2はよりスピン量を確保したドーンと大きな弾道が持ち味ですね。今回試打モデルはロフト角9.5度ですが、先代試打は10.5度。その打ち出し角となんら遜色のない上がり方でしたね。そして何より、しっかりつかまります!!　でも、決してつかまり過ぎの印象ではなく、ちょうどいいつかまり。フッカーの多くはある程度つかまらないと、スイングでつかまえにいってしまい、フックが出るという傾向も強いように思います。ボクがまさにそのタイプですからね（笑）。先代はマジぶっ飛びモデルで、実際コンペでも2Hドラコンも獲得しましたが、飛距離こそ先代ほどではないけど、より曲がりが少なく実戦でケガが少ないイメージでした。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら

【3球平均】

HS42.0m/s、初速61.0m/s、打ち出し角15.4度、バックスピン量2967.1rpm、サイドスピン-214.0rpm、飛距離242.5ｙ

【ベスト】

HS42.0m/s、初速61.0m/s、打ち出し角15.8度、バックスピン量-258.2rpm、サイドスピン-285.2rpm、飛距離244.0ｙ

打感はソリッド系。打音も含め、B1とほぼ同じようなフィーリングでしたが、これ自体も大きな進化かもしれません。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータがこちら

弾道的には高弾道。ロフト角9.5度を考えれば、めっちゃ上がりやすいモデルかもしれません。そして、球の上がりやすさこそ扱いやすさの最優先事項と考えるボクには、まさに扱いやすいクラブの印象でした。ドーンと大きな弾道は魅力的でしたね～!!

出球傾向は、ボクのスイングでいい感じのドロー系。つかまりはほどよい感じ。B1ではコスッた感じがないのにフェード系だったので、同じタイミングで打ったB2はつかまりがいいようにも感じてしまいますが、決してつかまり過ぎず、いい感じのつかまりだと思います。

シャフトフィーリングは、メーカー的には中調子ですが、ボク的には先中調子系の動きの印象でした。やや柔らかめな印象もありますが、ボクレベルのタメなら十分タメるイメージでも振り切れました。しなり戻り感はそれほど感じませんが、おそらく結構クイックにしなり戻っているんじゃないかなって思います。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあれば十分使えそうな雰囲気はありました。B1ドライバーはスイングで球をつかまえられるタイプ向けで、たたく必要があるモデルのイメージでしたが、B2はそんなイメージは全く感じません。いわゆるオートマチック系で、飛距離こそ先代に優位性があると思いますが、それ以外の総合力で進化したモデルのように感じました。ボクにはB2のほうがいろんな意味で安心感のあるモデルでした。B2はかなり広範囲にプレーヤーをカバーしてくれるオールラウンダーモデルだと思います。