石川遼(26=CASIO)は5バーディー、2ボギーの68で回り、通算3アンダーの281で27位だった。国内復帰から6試合目で初の予選通過、前日は初のアンダーパー、そして最終日は初の60台となった。

 「少しドライバーが乱れて、林に何回も入った。ショットの内容はまだまだ」と淡々。序盤は左にいっていたドライバーショットは徐々に右へのミスが出るようになった。「左のミスは初期段階。右のミスっていうのは、悪いのが2つ重なっている。体が開いて、手で当てにいっている」と分析。前日から少し腰に筋肉痛も出ていたという。

 少なからず苦手意識のあるコースで最終ラウンドに60台をマークしたのは2位となった08年以来のこと。「久しぶりにアンダーパーでプレーできたけど、内容的にはいっぱいいっぱい。6番のパー3、8番、9番もボギーになってもおかしくなかった。ちょっと危なっかしかった」と冷静に話す。「一番楽しいのは優勝争いをしている時。もっとあのレベルでやれるようにしていきたい」と顔を上げた。