単独首位から出た小祝さくら(20=ニトリ)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算11アンダーの205で2位だった。勝みなみ、畑岡奈紗、新垣比菜に続く「黄金世代」4人目の優勝には届かなかったが、自己最高2位に入った。

 4番で3パットボギーが先行し、7番でもスコアを落として後退。それでも13番で最初のバーディーを奪い、15番からは圧巻の4連続バーディーで締めた。失速しかけたところから巻き返し、並みのルーキーではない片りんをのぞかせたが「前半はそうなりかけていたので。前半でスコアを落としたから緊張しなかっただけで、伸ばしていたら緊張していたかもしれない」とシビアに分析。少し自信もついたのでは、という問い掛けにも「いや~、あんまり…」と笑って首を振った。

 最終日最終組でツアー通算16勝のテレサ・ルー(台湾)と回り、レベルの高さを痛感した部分もある。「ショットやパターの精度、全体的にもっと磨かないといけないと思いました。結構、やることはたくさんあります。自分なりにベストは尽くせたので、悔しい気持ちもありますけど、次に向けて頑張ろうと思います」。貪欲な姿勢で次のチャンスをつかみにいく。