三橋愛里(宮城・東北高1年)は風と寒さに苦しみながらも、3オーバーの75で1位となり、東日本決勝大会(4月16、17日、茨城・美浦GC)に進んだ。

「最初のホールで緊張してしまって」というインスタートの10番では、第2打で距離計測器がうまく起動せずに焦った。1つ小さい番手でショートし、アプローチもトップして奥に乗っただけで、3パットのダブルボギー発進になった。それでも、13番で3メートルにつけてバーディー。16番では右の木に当たってボールがフェアウエーに出てくる幸運もあってバーディーと取り返した。この日4バーディーを奪い、スコアをまとめた。

タイのバンコク日本人中学校を卒業して帰国したばかりで、4月から東北高に進学した。寒さはこたえたそうだが「4つバーディーが取れたのでいい方だと思う。最初に崩れたので攻めて行こうと思ってやったのがよかった」と振り返った。スコットランドやマレーシア、フィリピンなどでも試合経験がある。「英語も日常会話は大丈夫。夢はいろいろな国に行って、いろいろな人に会いたいこと」と、世界ジュニアに出場を目指す。

「決勝大会では自分がしたいことをやって、納得できるゴルフをしたいです。今日のようにはじめの方で崩れないようにしたい」と話した。