2アンダー25位で出た上田桃子(38=ZOZO)が、全選手トップの6アンダー66をマークした。
通算8アンダー208で、首位と2打差の4位に急浮上。1イーグル、6バーディー、2ボギーとスコアを伸ばし、22年4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン以来、約2年4カ月ぶりのツアー優勝を射程にとらえた。脇元華が5バーディー、1ボギーの68、桑木志帆が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算10アンダーの206で首位に並んだ。
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上田が狙い澄ましたイーグルショットで魅せた。12番パー4。残り109ヤードの第2打で、50度を振り抜いた。ピン手前8メートルに落ちたボールは、思い通りの軌道を描き、カップに吸い込まれた。「連日、結構手前目に落としたボールが奥に行っていたので」。ベテランならではの観察眼で、一気に2つスコアを縮めた。
過去16度のツアー制覇を誇るが、2年4カ月以上勝利から遠ざかる。昨年末からは「ズキンという感じ」の原因不明の左手痛に悩まされ、今年4月末までは、ショットの飛距離が落ちた。痛みが取れた後はパットが不安定になり、結果が出なかった。「今は全く痛くないし、パットの状態も良い」という。
7月、ゴルフを学んだ坂田塾の坂田信弘さんが、76歳で亡くなった。「ゴルフの技術だけじゃなく、いろんな部分を教えていただいた人。改めて大事な部分を感じさせられた」。恩師からもらったひと言ひと言を胸に、25日の最終日で頂点を目指す。【中島洋尚】
○…18日の夕方に推薦出場が決定し、翌朝の飛行機に飛び乗ったというアマチュアの横山珠々奈(すずな、20)が、7バーディー、1ボギーの66をマークした。前日までの2アンダーから8アンダーにスコアを上げ、優勝争いに。22年のプロテストでは、1打差で涙をのむなど、今年は4度目の挑戦で合格を狙う苦労人。「緊張感とか、この位置にいることを楽しむ中で、自分のゴルフができたら」と最終日への抱負を語った。
○…2日目まで4アンダー12位に並び、同組で出た地元・北海道出身の政田夢乃(24)と宮沢美咲(21)が、ともに4つスコアを伸ばし、首位と2打差4位につけた。政田は「今日はパターを頑張りました。緊張感を乗り越えて優勝できたらいいな」。宮沢は「北海道では5位タイが自己ベストなので、それ以上を目指して頑張ります」と控えめに意気込んだ。

