全米女子アマチュア選手権で、22年に日本人2人目の優勝を果たした馬場咲希(19=サントリー)が、プロとして初出場した国内ツアーで、首位と3打差の7位と好発進した。
6バーディー、1ボギーの67で5アンダー。今季の年間女王レースで先頭を走る竹田麗央、米ツアーを主戦場とする吉田優利との注目組で回り、堂々のプレーで観衆を沸かせた。
伸ばしたいパー5の1番で、ティーショットをラフに入れるなど、4オン2パットと、出だしでいきなりボギーをたたいた。1番のティーイングエリアでは「普通に角度を間違えた」と、ティーアップに手間取る場面もあった。プロ1年目の今季は米下部ツアーを主戦場とし、高校3年だったアマチュア時代の昨年以来の日本での試合は「緊張した」という。それでも3番パー4で、難しい下り6メートルのパットを沈めて最初のバーディーを奪い、徐々に本来の力を発揮した。
前半のうちに、もう1つバーディーを奪って1アンダーで折り返すと、後半はショットもさえて一気に4つも伸ばした。終盤には15番パー4で第2打を3メートル足らず、16番パー5で第3打を1・5メートルにつけて連続バーディー。「ギャラリーの方の前でプレーするのを、すごく楽しみにしていたんですけど、同じ組の竹田さんと吉田さんのおかげで、すごいたくさん人が来てくれたので、その人たちの前でプレーできたのが楽しかった」と、国内でプロとしてデビューした日を好スコアでまとめ、終始笑顔で話した。
3日前に米国から帰国したばかりだった。時差ぼけは飛行機の中で調整していたためなかったというが、1年間、過酷な環境の米下部ツアーに単身で乗り込んで戦ってきた。その疲労の蓄積もあったが「今の自分の状態を考えたら、ボギーは打つだろうなと思っていた。それを最初に打っちゃったんですけど、ちゃんと切り替えてバーディーを取れたのはよかったかなと思います」と、緊張した中でもスコアを伸ばした。
優勝も狙える好位置につけたが「明日からどんな感じになるか分からないので、明日も目の前の1打にしっかり集中してプレーできたらいいなと思います」と、謙虚に話していた。【高田文太】

